2007年08月18日

ドロクイ類

安里川最強(最弱?)のベイトフィッシュ!!



ベイトフィッシュとは「餌となる小魚」のこと。
自然界は食う喰われるの「食物連鎖」の関係で成り立っているのは皆さんご存知のことだと思うけど、安里川では想像できないほど複雑な食物連鎖が起きているわけさ。


たとえば、護岸に藻が生えればテラピアが食べて、それをオオウナギが喰っていたりする。ここではテラピアがベイトフィッシュになる。
ボウフラが湧くとグッピーが食べて、それを食べにメッキ(ヒラアジ類の幼魚)が上流に遡上する。この場合、グッピーがベイトフィッシュということになる。


ベイトフィッシュを食べている肉食魚(フィッシュイーター)は手当たり次第に何でも食べていると思われているのだけど、実は魚にも好き嫌いがあったりする。季節やポイント、ベイトフィッシュやフィッシュイーターのサイズによって、特定のベイトフィッシュを食べることがあるわけさ。



安里川では、なんと言ってもこのドロクイが最強のベイトフィッシュだと思う。厳密にはドロクイの稚魚。
ドロクイはニシン科の魚で、県内にはドロクイのほか、ひし形のリュウキュウドロクイもいる。
寿司ネタになるコハダ(コノシロ)もドロクイの仲間で、小骨は多いけど食べて美味いそうだ。
さて、ドロクイの幼魚が川に入ると、どんな風になるのだろうか。


●ドロクイが入ってきた時には、メッキのサイズが大きくなり、活性が高くなる。
●サメが何匹も出入りし、明るい時間帯に動き回るのも、ドロクイの群れが入った時。
●ドロクイを追って、普段は海底でじっとしているミーバイが何百mも遡上する。


といった具合に、この魚が入った時のフィッシュイーターの活性はハンパないわけさ。



じゃあ、なぜドロクイがよく食われているのだろうか?単に食味が良いから?
自分なりに観察して感じるのは、

1.群れからはぐれて単体で泳ぐドロクイの姿がよく観られること。
2.ウロコが剥がれて弱りやすいこと。
3.骨が柔らかく消化が良い(消化が良ければ次の捕食に入りやすく、効率よくエネルギーの摂取ができる)。
という感じ。


ちなみに、水面からドロクイの群れを見分けるのは、とても難しい。
ボラのように水面に浮くことはない(単体のドロクイは水面近くを泳ぐことが多い)から、群れを見つけること自体も難しいかもしれない。これは馴れるしかないかもね。



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